明治38年愛知県岡崎市に生まれる。昭和4年に愛知県岡崎市で修業をした後、五反田で岡崎写真館を開業。
開業時のスタジオは屋上から外光を採り入れるスラント式の当時としては最新式だったが空襲で焼失。
結婚式場「品川文化会館」初代会長となり打掛の着物を素早く整えてスピーディーに撮影する早撮りの孫一として地元で屈指の写真館として活躍。
「雅堂」という名前で書道の達人でもあり数々の賞ももらいスタジオで書道教室もおこなっていた。

お客様から直接「ありがとう」が聞こえる範囲で仕事をしなさい…が家訓として残っている。
亡くなる直前まで第一線でシャッターを切り続けた職人。

昭和8年に五反田のこの地に生まれあっという間に、90年が経ちました。 地元五反田を愛する1人として、今では希少な大判フイルムの撮影にこだわり、一発で良い写真が撮れるよう精進してきました。 創業以来30,000組もの家族写真を撮らせて頂きましたが、そのときの家族の本当の姿は作り笑いでもない、1枚しか撮らない緊張の中でしか 生まれない…と思っております。 90歳となりましたが、最後まで大判フイルム撮影にこだわり、全うしたいと思います。 当店がここまで続いてこれたのは、何世代にもわたり愛用していただいた地元のお客様の愛情の賜物です。 感謝するとともに100年続けられるよう頑張っていきますのでまだまだよろしくお願いします。

祖父の代から続く写真館 子供の頃は写場兼自宅のスタジオだったので、毎日現像液のにおいを嗅ぎながら暗室で良く遊んだものでした。 その後大学を出て写真業界の会社で20年ほど勤めてきました。 親父もまだまだ元気ですが高齢になっていました。 五反田生まれ五反田育ちの人間として町の歴史、そこに住む人々の記録を残している写真館の灯を消してはいけないと思い、十年前に岡崎写真館に戻ってきました。 祖父、父が作り上げてきた愛される町の写真館をしっかり守って継承、発展していきたいと思い、まずは100年続けお客様からここにくれば家族が幸せになる、受験、就活、婚活も成功する「五反田のパワースポット」と言われる店となるよう日々頑張っていきます。